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弁護士による借金問題(多重債務)の解決方法

2018年07月14日

私は、今、複数の消費者金融やカード会社から、借入をしていますが、返済が苦しく、今は、別の会社から借りたお金を使って別の会社に返済をしているような状態です。もう、今後の返済はできません。どうしたら、よいのでしょうか。弁護士に頼むとどういうことができるのでしょうか。 

 個人の方の借金(債務)の整理の方法の方法としては、大きく分けて、①任意整理、②自己破産、③個人再生の3つの方法があります。弁護士にご依頼いただければ、弁護士があなたの代理人として、銀行や消費者金融、カード会社などの債権者との窓口になり、交渉をしたり、裁判所に対する必要な手続きをとります。いずれの場合でも弁護士が窓口となることにより、債権者からの督促や通知は止まります。

 まず①任意整理とは、弁護士が債権者と交渉し、借金を返していく方法です。少し前までは、法律で認められた以上の利息で貸付をしていた業者もありました。こういった業者から、取引履歴を取り寄せて計算をし直すと、借金の額が減る場合もあります。場合によって、「過払い」といって、お金(「過払い金」)を業者から取り返せる場合もあります。この場合には、弁護士が業者からお金を取り返す手続きをします。こうして、正確な借金の額を出したうえで、返済の交渉を業者と行い、話がまとまれば、3年から5年くらいの期間で借金を返していきます。

 ②自己破産は、簡単にいえば、借金をゼロにする方法です。裁判所に自己破産の申し立てをして、最終的に、「免責」ということが認められれば、借金はゼロになります。ただし、滞納している税金など、中にはゼロにできない債務もあるので注意が必要です。破産しても、財産をすべて失うわけではりません。必要な家財道具をもっていかれるということは基本的にはありませんし、現金や預金、生命保険の解約金なども99万円の範囲内なら、原則として、破産しても手元に残すことが可能です。

 ③個人再生は、借金をカットして(例えば、借金が総額500万円なら、最大残り100万円までカットできる)、残った借金を原則として3年間で返していく(借金を100万円までカットすれば、およそ月3万円を3年弱で返済する。)手続きです。個人再生も裁判所に申し立てをする点では自己破産と同じですが、自己破産と違い、借金がゼロになるわけではありません。しかし、住宅ローン付きの不動産を所有している場合に、自己破産だと基本的にこの不動産はあきらめざるを得ませんが、個人再生では、条件を満たせばこの住宅を残しつつ、住宅ローン以外の借金をカットすることができます。借金額が大きすぎて任意整理では借金を返せないけど破産は避けたいという方や、住宅を何とか残したいという方は、個人再生を選択される方が多いです。

  各方法には長所短所がありますので、一人一人にあった方法を選択する必要があります。

 当事務所では、借金問題(債務整理)については、弁護士が無料で相談を承っております。

 借金の問題、多重債務、任意整理、自己破産、個人再生などについて、新潟の弁護士に相談したい、借金整理の方法や費用について新潟の弁護士に相談したいという方は、遠慮なく、当事務所にご相談ください。

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